60_アドベンチャーゲームレビュー

2007年9月24日 (月)

【アドベンチャーゲームレビュー】「ひぐらしのなく頃に」は名作か?

すみません、これもだいぶ前に書いてずっと手元で放置してたので、
今となっては、なんか機を逸してるかもしれません。。。
 
でもせっかく書いたので、掲載します。
 
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まず最初に、『ひぐらしのなく頃に』のうち、私がプレイした(見た)のは、
PC版の全作品と、漫画版のみです。
その前提での感想です。
 
私が、この作品をプレイし始めたのは、
ちょうど鬼隠し編の無料ダウンロードが始まった頃です。
 
それからは、年2回作品が発売されるのを楽しみに待って、
出るや否や購入してプレイし続けました。
 
『一通り遊んでみて、楽しかったか?』と聞かれれば、『楽しかった』と答えられます。
娯楽作品として、とても楽しめたと思います。
 
ただ一方で、ひぐらしが『名作である』と言われることには、
なんとなく違和感を感じています。
 
この違和感の芽が出たのは、目明し編をやったあたりからです。
 
確かに、退屈はしなかったんですけど。。。
なんか、味付けが濃すぎる感じがしたんですよね。
 
具体的に言うと、露悪趣味的な描写が少し気になったのです。
 
で、その後、皆殺し編とか経て最後までやってみたのですけど、
露悪趣味的な残酷描写は加速し、おまけに仰々しい人間賛歌的な台詞とかも出てきて
その違和感は、ますます大きくなりまして。。。
 
毎回購入して遊びましたが、最後までプレイした後、
けっきょく全て中古店に売り払ってしまいました。
 
『これは歴史に残る作品ではない』と思ったので。。。
 
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ひぐらし自体は、確かに楽しかったです。
でもやはり、一番楽しかったのは、「鬼隠し編」だったな~と思うのです。
 
強いて言っても「綿流し編」あたりまでで、
それ以降は、楽しい反面。。。なんかこう。。。
 
お化け屋敷のチープな作り物を、明るいところで見てしまったような
 
そんな軽い失望感が、徐々に湧き出てくる感じがしました。
 
ひぐらしの楽しさって、けっきょくのところ
「ムーブメントに参加できたこと」ということなんではないでしょうか。
 
謎が提示されて、年に2回、新しい作品が出て、そのたんびに、
ああでもない、こうでもないと、議論され。。。
 
「その熱い数年間の体験を共有できたこと」、
それがひぐらしへの思い入れにつながっているのではないかなと。
 
だから、作品としてはB級だと思いますし、20年後も残っている作品だとは思いません。
 
たまに、『心理描写が良く出来ている』という感想も聞きますが、
 
ただ単に、「大げさに仰々しく描いたため、分かりやすい」という
だけではないかと思うのですよね。
 
ギャルゲー臭・残酷描写・友情の大切さ
これらを仰々しく描くことで落差を強調するやり方は、
 
例えるならば、味付けの濃いスナック菓子のようなものだと思うのです。
 
確かに分かりやすい味付けで美味しいのですが
しょせんは本物の料理のように人の心をうつものではないと思いますし
たくさん食べれば、飽きてしまうと思うのです。
 
でもだからといって、存在価値が無いかというと、そうではなくて
高級な京都懐石よりも、スナック菓子を食べたいという気持ちになる時だってあるわけで、
大量消費型の娯楽商品として、ニーズは確実にあると思います。
 
歴史に残る作品と、使い捨てされる消費財、
どちらが優れて、どちらが劣っているわけでもないと思います。
 
お互いに、存在意義があるのですから、
各々の存在意義を全うしていけば、それでいいと思うのです。
 
使い捨ての娯楽として、いずれは消えていく作品だと思いますが、
娯楽エンターテイメントとしては、
確かに間違いなく一時期のムーブメントになった作品だと思いますし
作品としては残らなくても、
「こういうムーブメントがあった」という歴史としては残るかもしれません。
 
なので、『ひぐらしは名作か?』と聞かれれれば
 
私は、『名作ではない』と思います。
 
でも、『楽しかった』と思います。
 
一時期、間違いなくハマりましたし、時間を無駄にしたとは思っていません。
『楽しいひと時をありがとう』という感じです。
 
そして、私の心に何も残すこと無く、忘れ去られていきます。
 
それでいいと思うのです。あくまで、娯楽品だと思いますので。
 
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2007年7月14日 (土)

アドベンチャーゲームレビュー「クロスチャンネル」

<ゲームの紹介>
タイトル:CROSS†CHANNEL (クロスチャンネル)
機種:PS2(PC版もありますが、私がやったのはPS2版)
形態:ノベル型+たまに選択肢
内容:こんなの↓(公式HP)
http://www.kid-game.co.jp/kid/game/cross/html/fr.html
(ただし、ネタバレしてしまうので見ないほうが吉)

<あらすじ>
書くとネタバレしてしまうので、書けません。

<良いところ>
・全体的なストーリーは、かなりよく出来てます
 好き嫌いはあると思いますが
 ゲームの中ではトップクラスのストーリーかと。
 3週目あたりからは、面白くて寝食を忘れます。

・話はけっこうエグいです。人が死にまくったりする展開もあり、意外と重いです。
 人間の負の部分とか、あれこれ考えるのが好きな人にはオススメかも。

・でもなんだかんだで、いい話だと思います。主人公の悩みには共感しまくりで、ついうっかり感動しました。

<悪いところ>
・全体的に、ノリがオタクすぎて、オタクでも嫌悪感を抱きかねないレベル
 主人公のセクハラギャグの嵐は、オタクでもちょっと。。。

・特にプレイ開始からオープニングまで2時間ぐらいは、
 寒いギャグ&ハーレム状態で男性が喜ぶだけな感じでむしろ不快。

・オタクリテラシーが高くないと、会話が全く理解できない恐れあり。

・故に、非オタクの人だと、序盤10分で投げ出す可能性ありです。

<遊び方>
・オープニングまでは予備知識無しでプレイすることをオススメします。
 公式HPも見ないように。

・プレイ開始以降、オタクから見てもウザイと思うぐらいの
 ハイテンションなセクハラギャグの嵐が続きます。
 。。。が、その辺も含めて伏線ですので、我慢してプレイしてください。

・プレイ開始後2時間ぐらいで、最初の「アンテナ塔の完成」を迎えますが、
 ここでやっとオープニングです。
 ここで「え?!」と、愕然とすると思いますので、ぜひぜひ予備知識無しで。

・で、2週目の終わりあたりから雰囲気が違ってきます。それ以降の面白さは保証します。

・オープニング以降は、どのみち一本道のストーリーですので
 攻略サイトなりなんなり見ながら、最短距離でプレイして構わないと思います。

<感想>
だいぶ昔に初めてプレイした時は、全体的にコテコテなオタクテンションや、
主人公への嫌悪感で、あまり好きにはなれませんでした。

しかも、主人公のセクハラに対して、女性キャラが皆、男性が喜びそうなりアクションをして、最終的には全員が主人公に頬を染めてすりよってくるのはいかがなものかと。。。

正直、ひいてしまって、物語に入りこめませんでした。
ギャルゲやエロゲが絶対にメジャーになれない要因は、こういうところにあると思うのです。

ただ、それでもなお、ストーリーは、かなりよく出来てると思いました。

で、なんとなく気になったのと、ストーリーもだいぶ忘れてしまったので
先日、久しぶりにやってみたのですが。。。

2回目のプレイで、私の中の評価うなぎのぼりです。

ラストを知ってからやってみると、あちこちの伏線が分かるので
すんなりと話に入れました。

そうやって張り巡らされた伏線も、全部回収されてますし。
文章もうまいほうだと思います(好き嫌いはあるでしょうけど)。

主人公の悩みなんかは、なんかもう、若い頃の自分そのままな感じで。。。

とても共感できてしまいました。とほほ。

ネタバレしてしまうので詳しくは書けませんが、テーマとしては、

非日常的な状況に、極端な性格の8人の人間を置いてみて
人のコミュニケーションついて語ってみた

。。。というような、そんな感じです。

いえね、真顔でエロゲを語るのはいかがなものかという世間様の目線も分かりますし

そもそも青臭いと言えば青臭いテーマで、
青少年向け漫画の延長みたいなもんだと思います。(元は18禁ですが)

でもね、いい歳した普通の社会人でも、けっこう
こんなことでウジウジと悩んでたりするんじゃないかな~と思うんですよね。

意外と心を打つ台詞も多いですし、人間関係で悩みがちな人なんかには、ぜひプレイしてみて欲しい作品です。

<点数>
9~10点ぐらい(10点満点)

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アドベンチャーゲームレビュー「逆転裁判4」

<ゲームの紹介>
タイトル:逆転裁判4
機種:ニンテンドーDS
形態:コマンド選択ミステリー+裁判
内容:こんなの↓(公式HP)
http://www.capcom.co.jp/saiban4/

<あらすじ>
今ではすっかり有名となった、法廷対決アドベンチャーシリーズです。
法廷対決と言いつつ、基本的には、
不可解な殺人事件が勃発→推理→解決 という流れで、ミステリー物に近いです。
そんな感じの短編が、4つ収録されています。

<良いところ>
・平均以上には楽しい。買って損はしない。
・ただ読むだけのノベルと違って、自分で推理する必要があるので、
 推理ゲーム好きな人間にとっては貴重な存在。
「異議あり!」と叫ぶのが快感。
・科学捜査で指紋採取したり薬品検知したりするのが、意外と楽しい。

<悪いところ>
・前作(逆転裁判1~3)に比べると、なんか印象が薄い。。。
・DSなので、画面が小さくて目が疲れる。
・科学捜査は、何度もやると飽きてきてウザイ。

<遊び方>
・難易度は意外と高め。初心者には、やや辛いかも。。。
・でもまぁ、いちおう誰でも楽しく遊べると思います。
・荒唐無稽モノですが、細部にはつっこまず、ノリを楽しみましょう。

<感想>
 ぶっとんだ登場人物が出て、
 ありえないようなシチュエーションの殺人事件が起きて、
 主人公がそれを法廷で暴いて逆転する。。。という、相変わらずの流れです。

 そういう流れですが。。。流れではあるのですが。。。

 なんか、前作までと比べると、インパクトが弱いです。
 
 荒唐無稽でありつつも手に汗握る展開だった前作までと比べると、
 あまり追い詰められてる感じがしないです。
 なので、逆転のインパクトも薄いです。

 いえね、ゲーム自体の完成度は高いと思うのですよ。
 画像も綺麗になったし、ひととおり楽しかったし。

 でも何故か、なんか印象に残らないのですよねぇ。。。

 おそらくは、レギュラーキャラにエゴが無くなってしまったせいではなかろうかと。

 前作までは、主人公を押しのけて「俺が俺が」という、俺イズムな人たちが多かったと思います。
 
 それに対して今作では、敵である検事さんが、スマートすぎです。
 むしろ、さりげなくフォローしてくれるし。

 逆転裁判1のラスボスの狩魔検事なんぞ、登場した時から最強な空気が漂いまくりで、

 「勝てる気がしねぇ。。。」
 「ていうか、この人が負けるところが想像できない」

 みたいな気持ちを抱いたものですが。。。

 そういうのが無いです。

 他のレギュラーキャラや、全体的な雰囲気も、前作までのような、B級ならではの熱さみたいなものが無くなってしまって。。。

 なんかこう。。。
 「作品」から、「商品」になってしまった感じがするんです。

 あと気になったのが、最終話で出てきた「裁判員制度」。

 そういえば、発売元のカプコンさん、ほぼ時期を同じくして、全国の小学校に「テレビゲームのひみつ」とかいう学習教材を配ってましたよね。

 もしかして、「社会に貢献してます」ってアピールして、ゲーム会社の過去の悪いイメージを消したいとか思ってません?

 逆転裁判4も、なんか妙に裁判員制度をプッシュしてますけど。。。

 裁判員制度の理解浸透に貢献して、会社のイメージアップを図ろうという妙な色気が、あったりしません?

 前作までのような、あくどい検事さんが出なくなってしまったのも、そういう欲目のせいなのかなぁ。。。と、勘ぐってしまいます。

 まぁ、そのへんは私個人の勝手な推測なので、どうなのかよく分かりませんが。。。

 ただ、そういう「いい子いい子した雰囲気」が、逆転裁判の持ち味を殺してしまってるような感じは受けました。

 私自身が、作品の評価においては、教育的・道徳的な意図は加味するべきではない。。。と思うタイプの人間なので、よけいに反感を感じてしまっているのかもしれませんけど。。。

 あと、逆転裁判が売れた理由の一つって、キャラクターが良かったからっていうのがあると思うのですよ。

 なのに、前作の主人公を、中途半端に使っちゃって、販売戦略としてうまくないんじゃないかなぁ。。。という気はします。

 これならいっそのこと前作のキャラを一切出さなければ、今後、売る上での強力なカードとして、もっと有効な使い道があったと思うんですけどねぇ。
 今回、中途半端に主人公だけ出してしまったことで、作品中の違和感ありまくりです。

 まぁ、もしかしたら、そういう違和感を持たれるのも伏線のうちで、逆転裁判5では、スパッと解決される予定になっている。。。とか

 そういうのも全て計算ずくの上での今作ならば、いいのですけどね。

 ていうか、ぜひそうあって欲しいです。
 基本的には、大好きなシリーズなので。

 あ、でも、とりあえずは楽しかったです。
 ゲームとしては平均以上の出来です。

 最終話、話の断片を少しずつ見せていくやり方は、なんかエロゲを彷彿とさせるような気もしますが。。。とりあえず面白かったです。
 インパクトは落ちたものの、「異議あり!」という瞬間は、やはり気持ちいいですしね。

<点数>
・7点ぐらい(10点満点)

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アドベンチャーゲームレビュー「ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編」

<ゲーム内容>
タイトル:ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編
機種:Windows用
形態:ひたすら読むだけ(選択肢無し)
内容:こんなの↓(公式HP)

http://07th-expansion.net/hi_Main.htm

<あらすじ>
田舎の閉鎖的な村、オヤシロさま伝承、毎年の祭の日に起きる猟奇殺人
そんな感じの伝奇系ミステリー、っていうかむしろサイコホラーかも。

<良いところ>
・日常から非日常へ転落するあたりは、見事だと思いました

・直接的に怖いCGも使わず、音声も無いにもかかわらず、
 これだけ怖くさせてくれるのはすごいです

・しかもこれが、無料で遊べる

・読むだけなので簡単、短時間で終わる

<悪いところ>
・最初の1時間ぐらいはコテコテのオタク向けで
 かなりたるいです

・絵柄が、なんか丸っこくて変です
 最初は違和感爆発でした

・そんなわけで、前半は非オタクの人にはかなりつらいかも

<遊び方>
同人作品で、公式HP他で無料で配布されてますので、ダウンロードしてきてください。
選択肢がありません、ひたすら読むだけです。

2~3時間ぐらいで終わりますので、
一気に最後まで読んでしまったほうが作品に入り込めていいです

<感想>
まぁ、これを読んだから何か得るものがあるとか、心を打つものがあるとか、
そういうところはありません。あくまで、濃い味付けのスナック菓子的なものです。

でも、娯楽作品として、非常によく出来てると思いました。

同人作品で、映像も音楽も市販品には遠く及ばない簡素さですし、怖いCGも無いです。

にもかかわらずこれだけ怖いのは、やはり恐怖の演出がうまいからだと思います。

前半の、ほのぼのお気楽ムード(たるいけど)から
ある瞬間から一転、非日常へと突き落とされて、
それ以降の追い詰められ感は、かなりよく出来てます。

こんなのが無料で遊べるとは、いい世の中になったものだ。。。と思います。

ちなみに、本作品、(もはや超有名ですが)シリーズ物です。
全部まとめたPS2版も出てます。

でも敢えて、最初の『鬼隠し編』だけのレビューにしてみました。
後続のレビューは、またそのうち。

<点数>
・7~8点ぐらい(10点満点)

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アドベンチャーゲームレビュー「歪みの国のアリス」

<ゲームの紹介>
タイトル:歪みの国のアリス
機種:携帯アプリダウンロード
形態:サウンドノベル(選択肢は少)
内容:こんなの↓(公式HP)
http://www.sun-denshi.co.jp/gsec/

<あらすじ
不思議の国のアリスをモチーフにした、不条理・不思議系なダークファンタジーです。
ホラーでスプラッタな感じに見えるけど、実際にやってみると、そこはかとなくコミカルです。
でも少しブラック。終盤はミステリー。

<良いところ>
・携帯アプリなので安いし、選択肢も少なくて攻略不要
 短時間で簡単に遊べる。
・魅力的なキャラクター・なんか味のある会話。
・不思議な世界、暗転、現実でのオチまで、ちゃんと話が完成してる。

<悪いところ>
・携帯なので画面が小さい、目が疲れた。
・まぁ、B級の娯楽作品なので(私は好きですが)
 格調の高い作品や、リアリティしか認めない人には向きません。

<遊び方>
・エンディング数は少ないので、攻略を見る必要は無し。
 適当に遊んでください。
・非オタクでも問題なし。
・そんなにグロくない(グロい画像も、携帯なので小さいし)ので、
 たぶん人を選ばず誰でも楽しめるはず

<感想>
 ダークでホラーなのに、どことなく不思議でコミカル。
 すごくシュール。でもブラック。
 そんな世界がキッチリ描かれてて、なかなか良かったです。

 けっこうスプラッタなので、一歩まちがえれば露悪的なB級作品になりかねないはずなのですが、そういう嫌悪感は感じられませんでした。

 登場するキャラクター達に魅力があるからかなと思います。

 変なヤツが多いのですが、そのぶん損得勘定や裏表が無い感じで、
 すっとぼけたコミカルなキャラクター達との会話に、むしろ癒される感じすらしました。
 
 特にチェシャ猫!

 最初は不気味でしたが、話が進むにつれて激萌えです。

 他にも、熱血漢な廃棄くんとか、愛すべきキャラクターが多いです。

 ちなみに、終盤の展開は、こういう系の王道パターンを行くかたちなので、よく本を読む人ならそこそこ推測できると思います。

 ただ逆に言えば、良い意味で典型的なだけに期待も裏切らず、ほどよく驚きの展開~クライマックス~エンディングまで運んでくれます。

 こういう幻想系にありがちな未消化感も残らず、不満も無く、すっきりとゲームを終えることが出来ます。

 話自体は、特に何か得るものがあるわけでもなく、普通に読んで面白いだけの暇つぶし用作品だと思いますが、完成度はとても高いと思います。

 安いし、短時間で簡単に終わりますし、誰にでもオススメです。

<点数>
 7~8点ぐらい(10点満点)

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【いま購入できる非売品ゲーム】

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