【雑記】日本の技術力没落の原因って。。。
リンク: 【やばいぞ日本】第1部 見えない敵(4)「あの貪欲さはもうない」|経済政策|経済|Sankei WEB.
----------------------------------------------------------
細部にまでこだわったモノづくりは、大昔からの日本独特の強みだったと思うのです。
それが無くなりつつあるというのは、なんか残念な感じがします。。。
それにしても、この原因ってどこにあるんでしょうね?
・グローバリズムの名の下でのアメリカ正義?
・日本の技術者を引き抜いた韓国企業?
・それとも、待遇につられて日本を見捨てた技術者の人達?
私は、それよりも、マスコミと社会だと思うのです。。。
----------------------------------------------------------
バブル崩壊後の、世間様がやたらに
成果主義だのグローバリズムだの言っていた頃
「結果が大事」
「働いてばかりではなく自分の時間をもつことが大事」
「自分らしさがどうのこうの」
。。。そんな意見が、そこかしこに跋扈して
まるで、不器用に要領悪く、しかし真面目にコツコツと働くことよりも、
要領よく成果を出すことや、見た目やマーケティングや広告宣伝のほうが
大事であるかのような風潮があったと思います。
そんな風潮に乗じて、
・「自分らしい個性」「人生を楽しもう」の名の元に展開した商業主義と
・なんのポリシーも無くそれを煽ったマスコミ
・それに踊らされて、
働くしか能の無い年配サラリーマン層を軽視してきた一般社会
。。。これこそが、現在の日本の技術力没落の元凶だと思うのです。
----------------------------------------------------------
なんていうか、人ががんばれる原動力って
人が認めてくれる、褒めてくれることだと思うのです。
それは、
・お金という形だったり
・「すごいね!」という言葉だったり
・価値観を共有しあう仲間同士だったりすると思うのです。
それが、がんばってモノ作りをしてきたのに
社会からは軽視されるようになり
家庭からも疎んじられて
それに加えて、
当時の、成果主義の名の元での短視眼的なリストラの波の元で
会社からも冷たく突き放され。。。
そんなふうに、誰からも自分を受け入れてもらえないとき
ものすごく寂しいと思うのです。
「自分を認めてほしい!」と、そう思うのは
人間として、当たり前の気持ちだと思うのです。
----------------------------------------------------------
ワンピのDrヒルルクが言うところの
「人はいつ死ぬと思う?
心臓をピストルで打ち抜かれたとき。違う!
不治の病に冒されたとき。違う!
猛毒キノコスープを飲んだとき。違う!
人に・・・忘れられたときさ」
というやつかなと。
----------------------------------------------------------
相手にされないって、死ぬほど辛いと思うのです。
そんな時、「あなたが必要です」と、声をかけてくれたら
たぶん誰でも、喜んで行ってしまうと思うのです。
----------------------------------------------------------
技術者ごと技術を引き抜いた韓国企業のやり方や
それに応じた技術者にも
モラル的な面で非難すべきところはあるかもしれませんが、
でも、人として仕方がないという気もするのです。
日本の技術者達を、ぞんざいに扱って追い詰めてしまい
結果的に、今日の状況を招いたのは、
マスコミと、個性の本質を考えずにそれに踊らされた社会、
ひいては世の中の人達全員だと思うのです。
« 【雑記】ニュース:PSE問題って、けっこう大事だと思う。。。 | トップページ | ゲーム・マンガの名ゼリフ集 »
「81_その他雑記」カテゴリの記事
- 【雑記】近況&1歳の息子の様子(2013.01.03)
- 【雑記】風邪引いてました&生後9ヶ月の息子の様子(2012.04.21)
- 【雑記】フランスの本「La Bible NINTENDO」に名前が載りました!(2011.09.20)
- 【雑記】経理も総務も人事も不要?(2007.09.24)
- 【雑記】面白い記事:これから始まる本当の格差社会(2007.09.24)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 【雑記】日本の技術力没落の原因って。。。:
» 着物に似合う髪型捜そう! [着物に似合う髪型捜そう!]
成人式や友達の結婚式等、着物を着る機会に一番悩むのは髪型。着物の髪型に似合う髪型を捜したメモブログです [続きを読む]
コメント